水口清一訓練法3つの基本「呼吸法」

 

呼吸法

★呼吸法について

 呼吸調整をマスターするとスポーツや健康回復に役立つし、また、いつでもどこでもアルファ波を出すことができるので、とても便利である。ぜひ、挑戦してもらいたい。


 呼吸は、意識しなくても、眠っている時でも、自然におこなっている。

 しかし、意識して速めたり遅らせたりすることもできる。


 潜在意識と意識の接点が呼吸なのだ。呼吸を意識でコントロールすることによって、自律神経系(潜在意識)を意識で制御できるようになる。

 昔から、数々の修行の中で呼吸を最も大事なポイントに置いているのはそのためである。


 スポーツ、座禅、ヨーガ、武道、書道、茶道など「道」とつくものは総て呼吸の制御から始まっている。


 ヨーガではプラナヤマの呼吸法を行って、宇宙エネルギーを体内に取り入れる最も重要な行である。人間は呼吸が止まれば、死んでしまう。


 これほど大事な呼吸を、私達は日頃意識することなく無意識に行っているわけである。

呼吸法は、息をできるだけ長く吸ってそのまま二秒ほど止め、できるだけ長くゆっくりと息を吐いていくのである。

 意識は呼吸に置き、息を吐く時は最後まで吐き切らずに、少し肺の中に空気を残しておく。

 自分のペースで、苦しくない程度に練習するように、慣れてくると、吸う時に宇宙エネルギーが全身にみなぎってくるような意識でやると、なお効果がある。この息を二秒程度止めるのが、ヨーガのクンバハカ呼吸である。

 この訓練法は生理的にも非常に効果があり、意識と潜在意識を結び、脳波をアルファ波やシータ波にしていく合理的な訓練であるので、ぜひマスターしていただきたい。

呼吸と意識は一体です。集中力がないと呼吸もうまく行きません。

呼吸法を身につけると同時に集中力も身に付きます。

訓練法